2019.05.08
しまうま坂道の旅
こんばんは。
しまうま軍曹です。
人生には「3つの坂がある」とよく言われます。
ひとつ目は、「上り坂」
ふたつ目は、「下り坂」
そして、3つ目は「まさか」です。
油断した時に、まさかな出来事が起こりやすくなります。油断大敵です。
本日ご紹介する坂は港区にある
愛宕神社の「出世の石段」です。
愛宕神社は、東京23区では、珍しく自然豊かな山の山頂にあります。
標高は、25.7メートルで、23区内では一番高い山だそうです。
「出世の石段」の名前の由来は
江戸時代の三代将軍、家光さんが、春に愛宕神社の下を通りがかった時に、梅が満開でした。
その梅をみて「誰か、馬にてあの梅を取ってまいれ」とわがままをいいました。
しかし、愛宕山の石段はとても急勾配で、歩きでも厳しいのに、馬で取りに行くのは、命にかかわると思い、みんなが下を向いていたら、家光さんはみるみる機嫌が悪くなり、怒りが爆発しそうになりました。
そんな中、曲垣平九郎というものが馬で石段を登りおりし、家光さんに梅を献上し、「日本一の馬術の名人」と全国に名をとどろかせました。
やはり、坂にはドラマがありますね❗
この坂は、私ものぼりましたが、とても急勾配で、馬で行くのは相当キツイとおもいました。
まさかの坂を転がり落ちないために、大切なことは、「不平不満」「愚痴」「泣き言」「悪口」「文句」「妬み」「嫉み」「ひがみ」を言わない事ではないかと思っています。
出世の階段はのぼりましたが、出世に
興味が湧きません。
仕事は、役職や肩書きがするわけではありません。
目の前にある課題と、全力で向き合う。
階段も一緒で、頂上ばかり眺めながら登っていたら、目の前の一段を踏み外し、まさかに転がり落ちていきます。
上る前に頂上を見据えたら、あとは目の前の一段一段をコツコツ登って行く。
そして、踊場があれば、改めて頂上を見据える。
そして、登ってきた道のりを振り返る。
一息ついたら
また、コツコツと一段一段登って行く。
その先に頂上があるもんです。
他人がどうのこうのとか、関係ありません。自分がどうなのか❓
坂道には歴史を感じるだけではなく、人生の学びがありますね。
世の中は素敵なことで溢れています。
まさかに転がり落ちないように、一歩づつ、感謝しながら登って行きましょう?